【徹底解説】ドッグフードの選び方と評価基準

【徹底解説】ドッグフードの選び方と評価基準

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【徹底解説】ドッグフードの選び方と評価基準
ペットショップやネット通販をのぞくと、本当にたくさんの種類のドッグフードが並んでいて、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。パッケージのデザインもおしゃれで、健康に良さそうな言葉が並んでいるけれど、本当にうちの子に合っているのか、心配になることもあると思います。

まず、ドッグフードを選ぶうえで大切なのは、「総合栄養食」と表示されているかどうか。これは、そのフードだけで毎日の栄養がしっかりと摂れる設計になっているという証です。もし「一般食」や「おかずタイプ」と書かれていたら、それだけでは栄養が偏る可能性があるので、主食としてではなく、トッピングやごほうび用として使いましょう。

次に注目したいのが、原材料の表記です。原材料は多い順に並んでいます。たとえば、「鶏肉」「ラム肉」などの動物性たんぱく質が最初に書かれているものは、栄養価が高く、消化にもやさしいことが多いです。逆に「ミートミール」や「動物性油脂」といった表現が多い場合、何の動物由来なのか不明なこともあり、ちょっと慎重に選びたいところです。

また、保存料や着色料、香料などの添加物が気になる方も多いと思います。最近は「無添加」や「グレインフリー(穀物不使用)」をうたったフードもありますが、これがすべての犬にとってベストとは限りません。穀物アレルギーがない子にとっては、玄米やオートミールなどの穀物も栄養源として役立ちます。大事なのは、愛犬の体質に合っているかどうかです。

フードを選ぶときには、年齢や体型、運動量、体質(アレルギーの有無など)も考慮しましょう。子犬用、成犬用、シニア用など、それぞれに必要な栄養バランスが違います。また、体重管理用や関節サポートなど、目的別に作られているフードもありますので、今の愛犬の状態に合わせて選んであげることが大切です。

それから、実際にフードを切り替えるときは、いきなり全部変えるのではなく、少しずつ今までのフードに混ぜながら慣らしていくのがおすすめです。急に変えるとお腹がびっくりして、下痢をしたり食欲が落ちたりすることがあるので、ゆっくり1週間くらいかけて切り替えていくと安心ですよ。

最後に、どんなに評判が良くても、愛犬が美味しそうに食べてくれなければ意味がありませんよね。食べる様子、便の状態、体調などをしっかり観察して、「この子にとって合っているかどうか」を判断することが、いちばんの評価基準になると思います。

たくさんの情報があふれる中で迷うこともあるかと思いますが、「うちの子のために」と選ぶその気持ちが、何よりの愛情。焦らず、じっくり愛犬にぴったりのごはんを見つけていきましょう。