季節が変わると、愛犬のお散歩や運動も気をつけたいポイントが変わってきます。春夏秋冬、それぞれの季節に合わせた工夫をすることで、わんちゃんの体調を守りながら楽しく体を動かすことができますよ。
まず、夏は注意が必要な季節です。アスファルトの熱はわんちゃんの肉球にとって大敵。日中は避け、早朝や夕方の涼しい時間にお散歩しましょう。地面に手を当てて熱ければ、わんちゃんにはもっと熱く感じられています。また、水分補給もこまめに。短時間でもOKなので、無理なくこまめな散歩を心がけてください。
屋内での運動もおすすめです。クーラーの効いた部屋で軽く遊ぶだけでも、運動不足の予防になります。おもちゃを投げて取りに行かせる「持ってこい遊び」や、簡単なトリックの練習など、夏は室内でのフィットネスが主役になります。
秋は運動に最適な季節。気温が安定していて、わんちゃんも過ごしやすい時期です。少し長めに歩いたり、公園で走らせたり、アウトドアを楽しむのにもぴったり。新しいコースにチャレンジして、刺激を与えるのも良いですね。気候が良いので、愛犬の運動量を増やしたいときに最適です。
冬は寒さによって筋肉がこわばりやすくなるため、まずは軽く体を動かしてから本格的な運動を始めると安心です。特にシニア犬や小型犬は冷えやすいので、服を着せてあげるのもひとつの方法。寒い日は短めの散歩に切り替えたり、屋内運動を多めにしたりして、負担を減らしましょう。
春は花粉や黄砂にも注意したい季節です。体調を崩しやすいわんちゃんもいるので、帰宅後は体を軽く拭いたり、目や鼻の様子を観察することも忘れずに。徐々に気温が上がってくる時期なので、夏への備えとして、早朝散歩の習慣をつけておくのも良いですね。
獣医さんによると、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあるとのこと。無理のない範囲で、少しずつ運動を増減させることが、体にやさしい運動習慣につながるそうです。
季節ごとの小さな気配りが、愛犬の体を守ります。どんな季節でも「今日はどんなふうに運動しようかな?」と、わんちゃんの様子を見ながら調整してあげることで、1年を通して健康的に過ごせます。