犬の健康チェックリスト:飼い主ができる簡単診断法

犬の健康チェックリスト:飼い主ができる簡単診断法

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飼い主ができる簡単診断法
「最近ちょっと元気ないかも…?」そんな時、すぐに動物病院に行くべきか迷ってしまうこと、ありますよね。でも実は、おうちでできる簡単なチェックで、気になるサインに早く気づけることもあります。

ここでは、飼い主さんが毎日ちょっと意識するだけでできる健康チェックのポイントをご紹介します。

まず注目したいのは、「うんち」と「おしっこ」。回数や色、におい、固さなどは体の内側の調子を表す鏡のようなものです。たとえば、便がゆるい日が続いたり、尿の色が濃すぎたりしたら、胃腸や腎臓が疲れているサインかもしれません。毎日じゃなくても、「あれ?昨日と違うかも」と思った時は、少し注意してみてくださいね。

次に「目」や「鼻」の様子。目ヤニが多くなったり、白っぽく濁ってきたり、鼻水が続く場合は、アレルギーや感染症の可能性もあります。顔周りは特に、さりげなく観察しやすい場所。撫でながら「今日はきれいかな?」と見てあげるだけで十分です。

「口の中」もできればチェックしたい部分です。歯茎の色が白っぽい、出血がある、ひどい口臭があるなどの変化は、歯だけでなく内臓に関係することも。毎日じゃなくても、ふとした時に口を開けて見せてくれたら、ちょっとのぞいてみましょう。

「動き」や「姿勢」もチェックポイントです。階段を嫌がるようになったり、立ち上がるのがゆっくりになったりしたら、関節に違和感があるのかもしれません。とくにシニア犬では、こういった変化が最初のサインになります。

そして忘れがちなのが「呼吸の様子」。寝ている時に呼吸が荒かったり、散歩の途中でハァハァしすぎていたりするのは、心臓や呼吸器の負担の可能性もあるので、気になる時は動画を撮っておくのもおすすめです。

もし「何かいつもと違うな」と感じたら、メモに残すだけでもOKです。その「ちょっとした違和感」が、後で獣医さんに相談する時に大切なヒントになります。

私たち飼い主ができることは限られているかもしれません。でも、毎日そばにいるからこそ気づけることもたくさんあります。難しいことはしなくて大丈夫。愛犬の「いつもと違う」に気づいてあげることが、いちばんの健康チェックになりますよ。