「動物病院に行くほどじゃないけど、なんか気になる…」
そんな時、家でできる簡単なチェック方法を知っていると安心ですよね。特別な道具がなくても、日常の中で“ちょっと気にかける”だけで、愛犬の小さな変化に気づけることがあります。
まずは触ってみること。頭から背中、足先まで、ゆっくり優しくなでてみましょう。毛の中にしこりがないか、皮膚がカサカサしていないか、熱っぽい部分がないかなど、意外といろいろわかります。撫でられるのが好きな子なら、リラックスしてくれる時間にもなりますよ。
次に耳と目。耳の中が赤くなっていたり、ニオイが強かったりしたら、外耳炎などのトラブルのサインかもしれません。目は目ヤニや涙やけ、まぶたの動きなどをチェック。ちょっとした赤みやかゆがる様子があれば、メモしておいて様子を見るのも一つの方法です。
足や爪のチェックも大事です。お散歩のあとなどに、肉球がカサついていないか、ひび割れていないか、爪が伸びすぎていないか見てあげましょう。犬は足に不調があっても我慢してしまうことが多いので、気づいてあげられるのは飼い主さんだけです。
そして見逃しやすいのが呼吸の様子。寝ている時やリラックスしている時に、胸の上下を見て、速すぎないか・苦しそうでないか確認してみましょう。もし咳をしていたり、息が荒いと感じたら、動画で記録しておくと、病院で相談するときに役立ちます。
体重のチェックも忘れずに。急に太ったり、痩せてきたりするのは体調変化のサイン。家庭用の体重計に一緒に乗って計るだけでもOKです。
こうしておうちでできることはたくさんありますが、大切なのは「完璧にやる」ことではありません。普段の様子をよく知っている飼い主さんだからこそ、「いつもと違うな」に気づけるのです。
気になることがあったら、メモをとっておくだけでも十分。ちょっとした変化が、愛犬を守る第一歩になります。
おうちでのチェック、気軽にやってみてくださいね。