「最近、ちょっと体が重そう…?」
そんなふうに感じたら、愛犬の体重管理を意識するタイミングかもしれません。わんちゃんの肥満は、見た目だけでなく、関節や心臓への負担、病気のリスクを高めてしまう原因にもなります。でも、過度な食事制限ではストレスがたまりがち。だからこそ、楽しく続けられる運動が体重管理にはぴったりなんです。
まずおすすめしたいのは「インターバル散歩」。普通の散歩の中に、早歩きとゆっくり歩きを交互に取り入れてみましょう。短時間でも心拍数が上がり、代謝が活発になります。たとえば、30秒間だけ早歩き→1分休む、を繰り返すだけでも、かなり良い運動になりますよ。
次に「坂道や階段のある散歩コース」も効果的。上り坂や階段では、自然と足腰に力が入り、筋肉をしっかり使えます。ただし、関節に不安のある子やシニア犬には無理をさせず、様子を見ながら取り入れてくださいね。
室内では「ごほうびを使った運動遊び」がおすすめ。おやつを少し離れた場所に置き、「取っておいで」と言って走らせるだけでも運動になります。さらに、フセや立ち上がりの動作を組み合わせると、筋トレにもなります。
知育トイを使ってごはんを与えるのも、体を動かすきっかけになります。早食い防止にもなり、一石二鳥。おやつの量を減らして、その分運動につなげるのがポイントです。
また、日常の動きの中でも運動は取り入れられます。たとえば「おもちゃの引っ張りっこ」や「宝探しゲーム」は、楽しく遊びながらカロリーを消費できるのでおすすめです。毎日少しずつでも積み重ねていくことで、体型に変化が表れてきます。
獣医さんによると、肥満傾向の犬には「無理のない範囲での有酸素運動」が効果的とのこと。いきなり激しい運動ではなく、ゆるやかに心拍数を上げていく運動を毎日継続することが、健康的なダイエットにつながるそうです。
大切なのは、愛犬が「楽しい」と感じながら続けられること。無理をさせたり、運動が苦手になってしまうと逆効果です。愛犬の体調や性格に合わせて、やさしく声をかけながら取り組んであげてください。
少しずつの変化が、大きな健康につながります。今日からできる運動メニューで、愛犬の体重を楽しくコントロールしていきましょう。