専門家が伝授する犬のエネルギー消費アップ法

専門家が伝授する犬のエネルギー消費アップ法

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専門家が伝授する犬のエネルギー消費アップ法
「うちの子、散歩してもなんだか元気が有り余ってるみたい…」
そんなふうに感じたことはありませんか?実は、わんちゃんによっては、通常の散歩だけではエネルギーを発散しきれないことがあります。特に若い犬や運動量の多い犬種では、もうひと工夫が必要かもしれません。

今回は、日常の中でできる「エネルギー消費アップ法」をご紹介します。難しいことはありません。ちょっとした工夫で、運動の質をぐっと高めることができますよ。

まずおすすめなのが「頭と体を同時に使う運動」。たとえば、おすわり・ふせ・回ってなどのトリックを連続して行う「頭を使う遊び」を取り入れると、体力と集中力の両方を使います。ごほうびを使ってテンポ良く進めることで、楽しみながらしっかり疲れてくれるんです。

次に、「遊びの中での運動量アップ」。ボール遊びでも、ただ投げるだけでなく、「取ってきたらおすわり」「くわえたまま待て」などのルールを加えると、遊びながらしっかりエネルギーを使わせることができます。

また、「環境を使った運動」も効果的です。自宅の階段をゆっくり昇り降りしたり、クッションを並べてジャンプ遊びをしたり。室内でも高低差や不安定な足場を使うことで、より多くの筋肉を使うことができます。ただし、滑らないように床にはマットを敷くなど、安全対策はしっかり行いましょう。

「におい探しゲーム」もエネルギー消費に役立ちます。家の中におやつを隠して「探してきて!」と声をかけるだけで、わんちゃんは夢中に。嗅覚をフル活用することで、想像以上に頭と体が疲れます。

獣医さんやトレーナーによると、「体力だけでなく、脳を使う活動が運動の満足感につながる」とのこと。つまり、ただ長く歩くよりも、短時間でも工夫された遊びの方が、エネルギー消費に効果的なんです。

また、運動後にはしっかり休ませることも大切です。エネルギーを使いきった後にぐっすり眠れる環境を整えることで、心身ともに落ち着きやすくなります。

日々の遊びや散歩に、少しの「刺激」と「ルール」を加えるだけで、エネルギー消費はぐっとアップします。わんちゃんの「もうちょっと遊びたい!」を満たしながら、健康にもつながる習慣を作っていきましょう。