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後ろ足が弱ってきた犬に、ハーネスは必要?迷ったときに考えたいこと

後ろ足が弱ってきた犬に、ハーネスは必要?迷ったときに考えたいこと

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寝起きにすっと立てず、後ろ足がしばらくプルプルしている。散歩の途中、段差の前で一瞬止まる。抱き上げるほどではないけれど、ちょっと手を添えてあげたい。そんな場面が増えてくると、「首輪のままでいいのかな」「ハーネスに替えたほうがいいのかな」と考え始める方は多いと思います。

気になりますよね。ハーネスといっても、散歩用のものと、体を支えるための介護用のものでは役割が違います。この記事では、ハーネスがどんな場面で助けになるのか、使う前に何を見ておけばいいのかを、私なりに整理してみます。

ハーネスが話題にのぼるのはなぜか

まず散歩のときの話です。首輪は首の一点にリードの力がかかります。首への圧迫は気管の負担になり、咳が出やすくなる一因になりうるため、気管に不安のある子では首輪よりハーネスが勧められることが多いです。ハーネスは胴体に着けるので、引っぱられたときの力が首に集まらず、胴全体に分かれやすいと言われています。そのぶん、首輪よりも着けたり外したりに手間がかかるのは正直なところです。

もうひとつは、後ろ足を支えるための介護用ハーネスです。腰や後ろ足のあたりに着けて持ち手を握り、立ち上がりや歩くとき、段差を越えるとき、トイレのときに飼い主さんが手を貸しやすくする道具として使われる場合もあります。

介護用には大きく分けて、必要なときだけ着けるタイプと、着けたまま過ごせるタイプがあると言われています。前者はさっと着けられる反面、ずっと着けておくのには向かず、後者は一度着けてしまえば楽ですが、着けるのに少し手間がかかります。

つまり「必要かどうか」は、その子がどの場面で困っているか、飼い主さんがどこで手を貸したいかで変わってくるんですよね。散歩のときの首への負担が気になっているのか、それとも立ち上がりや段差で体を支えてあげたいのか。まずは目的をはっきりさせておくと、どんなものを探せばいいかが見えやすくなります。

使う前に、おうちで見ておきたいこと

ハーネスを探す前に、今日の様子を少しだけ観察してみてください。

  • 手を貸したくなるのはどの場面か(寝起き、段差、トイレ、散歩の途中など)
  • フローリングなどで足が滑って、踏ん張れていない様子はないか
  • 爪の一部だけがすり減っている、足を引きずる、足の甲を地面についたまま戻せない、といった歩き方の変化はないか
  • 今使っている首輪やハーネスが、以前より緩くなったり後ろへずれたりしていないか
  • 腰や背中に触れたとき、嫌がったりキャンと鳴いたりしないか

足の甲をついたまま戻せない状態は「ナックリング」と呼ばれます。こうした歩き方の変化は、神経の病気などのサインとして獣医師が確かめるポイントになっていると言われています。

選ぶとき、使うときに気をつけたいこと

一番つまずきやすいのはサイズだと思います。合っていないとずれたり擦れたりしやすく、太ももの付け根や内もも、お腹まわりが擦れてしまう場合もあります。買う前に、胴まわりや足の付け根まわりを測っておくと安心です。

シニア期は筋肉や脂肪が落ちて体つきが変わり、前はぴったりだったものが合わなくなったり、後ろにずれてきたりすることもあります。昔のサイズのまま選ばず、今の体で測り直してみてください。

着けたまま過ごす時間が長くなると、蒸れや擦れから肌のトラブルにつながることがあると言われています。外したときに、当たっていた部分の皮膚が赤くなっていないか、蒸れて湿ったままになっていないかを手で触って確かめる習慣をつけておくといいと思います。

それから足元です。滑りやすい床はシニア犬にとって踏ん張りにくく、転んだりケガをしたりしやすいことが多いです。ハーネスを考えるのと同じくらい、よく通る場所に滑りにくい敷物を置くなど、床のほうも見直してみてください。

先に獣医師に相談してほしいとき

椎間板ヘルニアは、ある日突然起こることがあり、腰のあたりで起きると、後ろ足のふらつきから立てなくなるほどの麻痺に進むこともあります。急にふらつき始めた、足に力が入らない、抱っこしたり触ったりするとキャンと鳴く。そんな様子があるときは、ハーネスで様子を見るより先に、早めにかかりつけの獣医師にご相談ください。

また、どのタイプやサイズの補助ハーネスが合うかは、その子の体の状態によって違います。使い始める前に、獣医師に相談しておくことが勧められています。

病気の話とは別ですが、うちのラニは13歳のとき、ある日突然前脚を出しにくくなりました。立ち止まったまま動けない姿を前に、何もできない自分が悔しかったのを今も覚えています。「昨日と違う」と感じたら、その感覚は大事にしてほしいと思っています。

私の店で扱っているもの

私の店では、首まわりに着けるバンド「歩けるくん」を扱っています。体を支えたり持ち上げたりする道具ではないので、ハーネスとは役割がまったく別のものです。ラニは首用を24時間着けて暮らしています。サイズや着け方で迷われたら、お気軽にお声がけください。

同じことで悩んでいる方の参考になればうれしいです。

※アイキャッチ画像はイメージです。

※本記事は一般的な情報をまとめたもので、診断や治療を目的としたものではありません。

気になる症状がある場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

※歩けるくんは治療を目的とした商品ではありません。感じ方には個体差があります。

うちの子の場合はどうだろう、どのサイズが合うのだろう——

そんなふうに迷われたときは、お気軽にご相談ください。

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