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足取りが不安定になっていた12歳のゴールデン、シリウスちゃんのお話から考えたこと

足取りが不安定になっていた12歳のゴールデン、シリウスちゃんのお話から考えたこと

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散歩の帰り道、大きな体がほんの少し左右に揺れる。段差の前で一度止まってから、そっと足を出す。ずっと見てきた歩き方とどこか違う気がするけれど、それが年齢によるものなのか、別の理由があるのか、自分では判断がつかない。大きな子と暮らしていると、そんなふうに迷う場面がありますよね。

今回は、EQT1公式サイトに掲載しているお客様の声のひとつ、シリウスちゃんのお話を入り口にして、大きな体のシニア犬の足取りについて考えてみます。

シリウスちゃんのお話

南足柄市のH様から寄せていただいた、ゴールデンレトリーバー・シリウスちゃん 12歳のお話です。シリウスちゃんは年齢を重ね、足取りが不安定になっていたそうです。歩けるくんをお使いいただくなかで、尻尾が高く上がり、お友達犬を追いかけるほどだった、とH様が感じられた変化をお寄せいただきました(EQT1公式サイト掲載・2026年3月29日)。

※画像はイメージです。

これはH様がシリウスちゃんの様子を見て感じられたことで、お客様個人の感想です。感じ方には個体差があります。すぐには変化が分かりにくかったという方や、はっきりとは分からなかったという方もいらっしゃいます。

シリウスちゃんの足取りがなぜ不安定になっていたのか、その理由はこのお話からは分かりません。ここから先はシリウスちゃんのことではなく、大きな体のシニア犬と暮らす方に向けた一般的なお話として読んでください。

大きな子は、シニア期の入り口が早いと言われています

大型犬は小型犬よりも早くシニア期を迎えると言われています。いつからシニアかを考えるときは体の大きさがいちばんの目安とされ、大型犬では6〜7歳ごろ、小型犬では10歳ごろからとする資料があります。線の引き方は資料によって幅があるので、ひとつの目安として受け止めてもらえればと思います。

また、大型犬は関節炎になりやすい傾向があると言われ、体重が増えると関節への負担も大きくなります。

足取りが変わる理由は、ひとつではありません

後ろ足が弱る、立ち上がりにくい、ふらつく。こうした変化の原因はひとつではなく、関節(関節炎や股関節)、背骨や神経、筋力の低下などが考えられます。年のせいと決めつけず、獣医師に原因を調べてもらうことが勧められています。

「もう年だから」と思うのは自然なことです。ただ、ほかの理由がないかを一度確かめてもらう。私はその順番がいいと思っています。

今日、おうちで見ておきたいこと

歩いている姿を、少し離れたところから眺めてみてください。

  • 後ろ足の先が地面を擦っていないか
  • 足の甲を地面につけて歩いていないか(ナックリングと呼ばれる歩き方です)
  • 足先を引きずっていないか
  • ふらふらと歩いていないか

こうした様子は、背骨や神経の変化から来ていることもあり、獣医師に診てもらう目安になります。痛がる様子がなくても起こることがある、という点も覚えておいてください。気になる歩き方があれば、スマートフォンで短い動画を撮っておくと、獣医師に様子を伝えるときの手がかりになると私は思っています。

今日から見直せること

床の滑りやすさ

フローリングなど滑りやすい床では、犬が滑らないように踏ん張ることで筋肉・靱帯・関節に余計な負担がかかり、シニア犬ほど影響を受けやすいと言われています。家の中の環境づくりでは、滑りにくい床にすることがまず勧められています。寝床から水飲み場、出入口までの通り道にマットやラグを敷いてみてください。敷いたばかりのときは、ずれたり丸まったりしないか、そばで見ておくと安心です。

段差や車の乗り降り

段差や車、ソファへの乗り降りが難しくなってきた子には、スロープ(坂)を使う方法があり、ジャンプや抱き上げての乗せ降ろしの負担を減らせると言われています。最初から上手に使えるとは限らないので、慣れるまで少しずつ練習するつもりで始めてみてください。

散歩の分け方

関節に不安がある高齢犬では、1回の長い散歩より、短い散歩を何回かに分けるほうが体への負担が少ないと言われています。どのくらい歩くかは、かかりつけの獣医師と相談しながら決めてください。

体重の確認

適正体重を保つことは、関節の負担を減らすうえで獣医師が勧めることの一つです。減らす必要があるかどうか、どう減らすかは、かかりつけの獣医師と決めてください。

支える側の体

大きな子の立ち上がりや移動を手伝うと、飼い主さんの体、とくに腰にも負担がかかります。持ち上げるときは腰ではなく膝を曲げ、背中をまっすぐにして脚の力を使うことが勧められています。タオルを胴に回して支える方法は一時的な代わりとして使われますが、大型犬では握りにくいという声もあります。持ち手のついた介護用ハーネスや後ろ足用のスリングなど体の下から支える道具もありますが、合うかどうかや使い始める時期は、獣医師に相談して決めてください。

こんなときは獣医師に相談を

急にふらつく、よろめく、頭が傾く、目が左右に揺れる(眼振といいます)、一方向にくるくる回る、倒れる。こうした様子は、平衡感覚の不調など神経に関わる変化のサインのことがあります。ほかの病気と見分けるために獣医師の診察が必要とされているので、気になったら早めにかかりつけの獣医師に相談してください。

足を引きずる、ふらつきが続く、前と比べて歩き方が変わってきたと感じるときも、「年のせいかな」で済ませずに一度診てもらってください。

おわりに

シリウスちゃんのお話は、H様が感じられたひとつの変化です。読んでくださっている方の子に同じことが起きるとは限りません。それでも、大きな子の足取りが気になり始めたら、年のせいと決めつけずに理由を確かめてもらうこと、床や散歩の仕方を少し見直してみること。そこから始めてみてください。

同じことで気になっている方の参考になればうれしいです。

※アイキャッチ画像はイメージです。

※本記事は一般的な情報をまとめたもので、診断や治療を目的としたものではありません。

気になる症状がある場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

※歩けるくんは治療を目的とした商品ではありません。感じ方には個体差があります。

うちの子の場合はどうだろう、どのサイズが合うのだろう——

そんなふうに迷われたときは、お気軽にご相談ください。

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